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【第1週】舞いあがれ!ネタバレあらすじ「お母ちゃんとわたし」

連続テレビ小説「舞い上がれ!」の第1週目を小説調にしてまとめていきます。

【第1話】10月3日(月)放送 発熱のため学校を休みがちな舞

ある日の朝、岩倉舞(浅田芭路)は兄の悠人(海老塚幸穏)と父・浩太(高橋克典)とともに昨晩見た夢の話をします。舞は夢の中で「家族みんなで飛行機に乗って旅行してた」と言い、浩太は「それはいい夢や。いつかみんなで行こうな」と約束したのでした。

舞は、父・浩太、母・めぐみ(永作博美)、兄・悠人の4人で「モノづくりのまち」として知られる東大阪に暮らしています。父はネジ工場を営んでおり、毎月100種類のネジを作っています。そんな中、舞は昨年の秋頃から原因不明の発熱に悩まされ、頻繁に小学校を休んでいました

始業式が終わり約1週間ぶりに登校することになった舞ですが、新しいクラスメイトと打ち解けられるか不安が募ります。そんな舞の唯一の楽しみは、小学校で飼育されているウサギの「スミちゃん」にエサをあげながら話しかけることでした

しかし、飼育係の望月久留美(大野さき)から「ウサギに勝手にエサをあげたらあかん。あげていいのは飼育係だけや」と注意されてしまいます。一方で、クラスでは担任の先生から「みんなで係決めをしたが、岩倉さんはやりたい係ある?」と聞かれます。

舞は飼育係をやりたいと思っていましたが、周りに気を遣いすぎるばかりになかなか言い出せません。すると、隣に住む幼馴染の梅津貴司(斎藤絢永)が「飼育係がやりたいねんて」と先生に言います。貴司は、舞がウサギと楽しそうに触れ合う姿を陰ながら見守っていたのでした

そして、舞は久留美とともに飼育係を担当することになります。その日、早速2人はウサギ小屋へ向かったのですが、ウサギのスミが逃げ出していなくなっていることに気付きます。久留美は走ってスミを探しに行きますが、舞は激しい運動をすると熱が出てしまうため戸惑います。

母・めぐみからも「走ったらあかんよ」と言われていた舞ですが、実は人一倍責任感が強く思いやりのある性格のため、スミを見つけるために走り出します。すると偶然通りかかった貴司が、校庭でウサギのスミを発見し、久留美と舞は胸を撫で下ろします。

貴司と一緒に帰路につく舞は、お好み焼き屋を営む貴司の母・梅津雪乃から「熱大丈夫か?なんかあったらいつでも言いなさい」と心配されます。帰宅した舞は、母・めぐみの故郷である長崎県の五島列島から届いたハガキの写真を見て、その綺麗な景色に感動します。

しかし、舞はそのハガキを見ていると突然のめまいに襲われます。ウサギのスミを探すために必死に走ったため、再び発熱してしまったのです

【第2話】10月4日(火)放送 追い込まれた母の選択

熱を出して寝込んでしまった舞を連れて、母のめぐみは病院へ向かいます。そこで医師から告げられたのは、「敏感な子供にとっては環境が大切である」ということでした。舞とめぐみと父の浩太が家に帰ると、兄の悠人が不機嫌な様子でテイクアウトのお好み焼きを食べています。

そして開口一番、「お好み焼きばっかり飽きた」と不平を漏らすのでした。両親は舞が病気であることを伝え、仕方がないだろうと諭しますが、悠人は「舞ばっかり」と憤りを見せます。

さらに受験生である悠人は、塾で聞いた「いくら勉強しても、子供にとっては環境が大切」という通説を引き出して、両親を困らせるのでした。一方、めぐみは徐々に精神を追い込まれつつありました

それまでネジ工場の経理を任されていた社員が辞めたこともあり、彼女が一手にそれを引き受けていたのです。さらに舞の面倒も見なくてはいけないとあって、めぐみはキャパオーバー気味になっていました。

舞の容体は変わらないどころか、お粥を少し口にしただけで「お腹いっぱい」と突き返してしまいます。めぐみはそんな娘の様子を見て「お母ちゃんも頑張るから」と元気付けますが、内心では疲労が限界に達していました。

浩太が勤めを終えて家に帰ると、めぐみが台所で洗い物をしながら泣いています。そのまま膝を抱えて座り込んでしまっためぐみを見て、浩太も隣に座り込み、夫婦は暗い台所で話し合いをします。

そこで浩太がめぐみにした提案は、「めぐみの生まれ故郷である五島に、母娘二人でしばらく帰ってはどうか」というものでした。しかしめぐみは過去に実母と何らかの確執があったようで、容易にはそれを受け入れようとしません。

彼女にとって浩太のした提案は現実的なものとは思えず、そこには工場の仕事を放り出せないという最大の障害に加え、悠人を置いてはいけないという問題も孕んでいました。

そんな様子を見た浩太は、自分がめぐみの請け負っていた仕事も悠人の世話も、全てを引き受けると誓います。浩太に説得されためぐみは実家の母に電話をかけ、しばらく娘を連れて帰ることの許可を得たのでした。

一方、2階の自室にいた舞が窓から顔を出し、体調が好転しないことを嘆いていると、隣の家の貴司が窓から顔を出します。「ちょうど呼ぼうと思っていた」と言って、彼は何やら紙飛行機を飛ばし、舞の部屋へ投げ入れます。

その紙飛行機には、学校で飼育係を共に担当している久留美からのメッセージが綴られていました。「早く学校に来て、一緒にうさぎの世話をしよう」と書かれているのを見た舞は喜びます

翌日の朝、舞が久留美からのメッセージの書かれた紙飛行機をもう一度読み返していると、めぐみが部屋にやってきます。「大事な話がある」と切り出した母に向かい直した舞が耳にしたのは、五島に行ってみないかという提案でした

学校はどうするのかと不安げに尋ねる舞に、母は五島の学校に通うのだと話します。「お母ちゃんも一緒やから」という言葉で勇気づけられた舞は、首を縦に振るのでした。

【第3話】10月5日(水)放送 長崎・五島列島へ

五島列島へ行くことになった舞と母のめぐみは、出発当日の朝、悠人に「行ってくる」と伝えます。すると悠人は舞に「早く元気になれよ。お父さんと二人暮らしはキツイから」と言います。悠人なりの舞への優しさでした。

そして父・浩太は「悠人のことも工場のことも任せて」と伝え、舞とめぐみを無事送り出します。自室に戻った悠人は、机の上に手作りのけん玉が置いてあることに気付きます。玉をカップに入れてみると「合かく」の文字が現れました。舞が悠人の合格を祈って、紙コップで作ったのです

一方で舞は、わざわざ手紙をくれた久留美のことが気掛かりだったため、貴司に久留美への手紙を託していました。手紙には「長崎の五島に行くことになりました。元気になったら東大阪に帰るので、それまでスミちゃんのことよろしくお願いします」と綴られています。

それを読んだ久留美は「なんで岩倉さん、このウサギのこと『スミちゃん』て呼ぶんだろう?」と貴司に尋ねます。そして貴司は「このウサギ、隅っこが好きなんだって」と答えたのでした。「スミ」は、舞が付けた名前だったのです

そんな中、無事五島列島に到着した舞とめぐみがフェリーを降りると、めぐみの母・祥子(高畑淳子)が迎えに来ていました。15年ぶりの再会となった母に、めぐみは「母ちゃん、お久しぶりです」と深く頭を下げます。

続けて舞が自己紹介をすると、祥子は「およ(長崎の方言で『はい』の意味)」と一言相槌を打つだけでした。初めて祖母に会った舞ですが、あまりにも素っ気ない祥子を見て「怒っているのではないか?」と少し不安に感じます

そして祥子の家(めぐみの実家)に到着した舞は、縁側から五島の綺麗な景色に見惚れていると一人の少年に出会います。

一方で、めぐみは昔のまま何も変わっていない実家の様子に懐かしさを覚えます。めぐみは祥子に「しばらくお世話になります」と伝え、家族のことや現在までの状況について詳しく話します。

それを聞いた祥子は「元気にやっていることは知っていた」と言い、めぐみにハガキの束を見せます。浩太が毎年、家族の近況を綴った年賀状を祥子に送っていたのです

するとそこに、めぐみの幼馴染である伸吾(鈴木浩介)が現れ、めぐみの姿を見て驚きます。そして、息子の一太(野原壱太)を紹介します。そうです、先ほど舞が出会った少年は一太でした

その後、めぐみは「舞がよく熱を出すから、きっとお世話になるだろう」と前もって挨拶をするため、伸吾の車で島の診療所へ向かいます。

【第4話】10月6日(木)放送 タコではしゃぐ舞

台所で料理をしていた祥子の元へ、船大工の木戸豪(哀川翔)がやってきます。その様子を物陰から見ていた舞に気づいた祥子は出てくるように言い、めぐみの子であることを伝えます。続いて、島の若者・山中さくら(長濱ねる)も獲れたタコを手に訪れます

島の方言で「可愛い」を意味する「みじょか」を使って舞を褒めるさくらでしたが、祥子から舞が孫であることを説明されると、「似とらんねぇ」と言って木戸の笑いを誘うのでした。

一同は居間に集い、豪は祥子に頼まれていた古いラジオの修理が完成したと言って見せます。そのラジオは舞の祖父にあたる雄一が生きていた頃のものでした

熟練の漁師だったという祖父の写真を見せられた舞は、島に来た時に乗った船が雄一の乗っていたものと知り感慨に打たれるのでした。そこへめぐみが帰ってきて、久しぶりに顔を合わせる木戸と初対面のさくらに挨拶をします。

夜になり、夕食の準備をしている祥子の横で、舞はさくらが持ってきたバケツに入っているタコを恐る恐る触り、悲鳴をあげます。めぐみはそんな様子を見て「あまり、はしゃがんとき。長旅の後やのに興奮しすぎてるわ」と言って彼女を諌めます。

そんな二人の様子を、祥子は何とも言えない様子で見つめるのでした。翌日、舞は39度の高熱を出して寝込んでしまいます。そこへやってきた医師の谷久也(前川清)によると、やはり身体に異常はみつからないとのことです。

「苦しいか」と聞かれた舞は「もう慣れた」と答え、そんな娘を見ためぐみは遣りきれない表情を浮かべます。谷によると、検査では舞の身体に異常は見つからないとのことです。

そして、身体に問題がないなら心の問題かもしれないとの了見から、谷はめぐみにストレスがないか確かめます。心当たりがないか問われためぐみは、仕事が忙しくてあまり見てあげられないこともあり、はっきり分からないと答えるのでした。

「元気にならな、帰られへん」そう言って落ち込む舞の元へ、一太が瓢箪を両手にお見舞いへやってきます。「瓢箪を持って歩くと安心やけんね」そう言ってひょうきんな動きをする彼を見て、舞は元気づけられるのでした

翌日、舞は初めて島の学校へ登校します。めぐみと共に緊張した面持ちで向かう舞でしたが、途中アコウという大きな木のなすトンネルのような道を通って、心安らぐのでした。そこへ、一太とその妹の凛が教会の歌を歌いながら現れます。

二人に挨拶をして、舞はとうとう学校にたどり着きます。おずおずと自己紹介をし始めると、一太が途中で遮り、代わりに彼女の自己紹介を済ませてしまうのでした。すると、続いて凛が突然「お兄ちゃん、おしっこ」と言って席を立ちます。

一太は妹の手を取り、二人はドタバタと教室を出て行くのでした。そんな自由奔放なクラスの雰囲気に舞が面食らっていると、担任の先生・山口邦彦(永井響)が「ここでは1年生と3年生が同じクラスで勉強します」と説明し、舞の席を案内します。

山口に前のクラスは何人だったかと聞かれた舞が「30人」と答えると、クラスメイト達は驚きの声をあげるのでした。続いて山口は「来週はみんなで海に行きます」と言い、波江海岸の生態系が書かれた紙を掲示します。

子供たちは皆、顔を輝かせるのでした。その頃、家ではめぐみが東京に残してきた浩太に電話で近況を報告していました。悠人も二人暮らしに慣れてきて、工場も順調だと聞かされためぐみは、「まだ三日しか経ってへんのに」と笑いながらも安堵した表情を浮かべるのでした

そして隣で作業をしている祥子を憚り、小声で「お母さんに葉書送ってくれててんね」と言うと、浩太は「めぐみに止めてって言われそうで黙っててん。堪忍やで」と答えます。しかしめぐみはそんな夫に「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えるのでした

帰り道、知り合いになったばかりのクラスメイトたちと、めぐみは集団で愉快に下校をします。家で迎えてくれた祖母に学校でもらったプリントを見せ、「校外学習があるんやって」と嬉しそうに伝えるのでした

祥子はそんな孫を見て笑顔になり、一緒に持ち物の調達をどうするかについて楽しげに話を交わします。そこへ帰ってきためぐみに学校の様子を聞かれた舞は、「みんなよう喋ってくれた」と上機嫌に答えました

しかし、祥子から校外学習のプリントを見せられためぐみから「舞…磯は初めてやろ?大丈夫?」と不安げに確かめられると、舞は一転して暗い表情になります。無理はしない方がいいと言われ、校外学習には行かないと決めてしまうのでした。

そんな二人の様子を見ていた祥子が舞の気持ちを確かめたことがないと言い、彼女の考えを聞こうと横槍を入れると、めぐみが「今、やめとくって」と答えますが、祥子は厳しい表情で「めぐみには聞いてなか」とはねつけます

舞はおずおずしながらも「行きたい」と気持ちを表明するのでした。そして、持ち物に含まれていた長靴をさくらに借り、校外学習の当日を迎えます。朝、舞の家まで一太と妹の凛が迎えにやってきて、3人は駆け出します。

めぐみは心配そうな表情で「気ぃつけんねんよ」と送り出します。一方磯に到着した舞は、そこで網を使って採った初めて見る生き物たちを見て感動するのでした

【第5話】10月7日(金)放送 海の校外学習に参加する舞


校外学習に出かけた舞は、友達と3人でお弁当を広げます。「お母ちゃんが早起きして作ってくれてん」と言って自慢げに弁当箱の中身を見せ、友達とおかずを交換し合うのでした。

一方その頃、めぐみは母の祥子とジャム作りをしていました。お手製ジャムの瓶にラベルを貼る仕事をこなしながらも、頭の中は舞のことでいっぱいです。そんなめぐみの様子を見て、祥子は心配ししすぎだと諌めます

一人でどうしようもないからここへ来たのではないか、と言われためぐみは反発しますが、それに対し祥子は「強がっても良いことはない、島のみんなが見てくれている」と宥めます

そして二人は車に乗り、出来上がったジャムを積み込んで出荷先へ向かうのでした。その道中、どうしてジャム作りなど始めたのか、と祥子に聞くと、「島の若い者がどんどん出ていってしまって、庭木になった果物がどんどん腐ってしまうのが勿体無いからだ」と説明されます。

そして車は舞が校外学習をしている磯を通りがかります。この時現場は、ちょっとした混乱状態に陥っていました。クラスメイトが「長靴を脱いで裸足になった方が気持ちいい」と言い出して、みんな裸足になってはしゃいでいたところ、夏井耕平(奏音)がオコゼを踏んでしまったのです。

先生の指示でみんなは急ぎ長靴を履き直しますが、「痛い」と連呼する耕平を見た舞は動揺してしまい、長靴を履いたところで転けてしまいます。その時舞の脳裏にフラッシュバックしたのは、東大阪の学校での出来事でした。

運動会のリレーに参加していた舞は、チームメイトの応援を受けて必死に走っていました。しかし足がもつれて転んでしまったのです。その時舞の耳に届いたのは、周囲からのバッシングの声でした

そんな現場の混乱状態を遠目から察知しためぐみは、祥子に頼んで車を停めてもらいます。駆けつけた先では、耕平が先生によって治療先へ運ばれていくところでした。そんな様子を不安げに横目で見ながら、めぐみは舞を探します

果たして舞は海岸脇に座り込み、傷の手当てを受けているところでした。やってきためぐみを見て、「お母ちゃん」と心細げな声を出します。食い気味に「どがんしたとですか」と聞くめぐみに、先生は「転んだとです。かすり傷ですよ」と何でもないことのように答えます

少々過保護気味に舞のことを心配するめぐみの姿を、祥子は複雑な面持ちで見つめます。その日の夜、食卓を囲んでいた祥子とめぐみと舞の3人でしたが、舞はどこか浮かない表情を浮かべていました。

耕平のことを気にかけているのだと気づいた祥子は心配することないと励ましますが、一方でめぐみは舞に向かって「来たばっかりやし、もっと慎重に考えなあかんかったね。ごめんな」と言い、深刻に考えている様子を見せます。

その様子は祥子が何かを言ったくらいで急に変わることのないようなものに思われました。めぐみが何か言うたびに沈んだ表情になる舞の様子が気になっていた祥子は、ついに思い切った提案をします

それは、めぐみだけ先に東大阪へ帰らせるというものでした。突然帰ってくれないかと言われためぐみは驚きますが、祥子から「舞はめぐみの顔色ばかり伺っていて自分の気持ちを言えない」と諭され、自分を見つめ直します

一人でこれまでのことを振り返ると、確かに舞はいつも自分が心配をしすぎるあまりに何かを諦めたり消極的になっていたような気がするのでした。帰ることを決意しためぐみが舞に伝えにいくと、舞は不安げな表情を浮かべながらも受け入れるのでした

その夜、舞は寝ている母に後ろから抱きつき、めぐみはその手を握りしめて親子の絆が再確認されます。いよいよめぐみが発つ日がきて、祥子と舞は母を見送りに港までやってきます。

旅立つ母に手を振り、舞は涙を流すのでした。「私と一緒にいてたら母ちゃんしんどそうやから。お母ちゃん、私にここ残って欲しいておもてる。そやから、帰られへん。」涙ながらに話す舞に、祥子は「ちゃんと自分の気持ち言えたばい。少しずつでよか。」と言い、慰めるのでした。

めぐみが去った後、祥子と舞の二人が歩いていると”ばらもん凧”が飛んでいるのを見つけます。元気者という意味らしい”ばらもん”が飛んでいるのを見上げる舞。よく知らない島で、よく知らないおばあちゃんと二人きりの毎日が始まろうとしていました

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