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【第10週】舞いあがれ!ネタバレあらすじ「別れと初恋」

連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第10週放送分を小説調でまとめていきます。

【第46話】12月5日(月)放送 柏木が気になる舞

柏木(目黒蓮)は突然舞(福原遥)に「俺、お前のこと…」と言い出しますが、その先を言うのが恥ずかしくなったのか「いや、ごめん、なんでもない」と笑ってごまかしながら、そそくさとその場を去ってしまいます。何を言われるのか構えていた舞は、拍子抜けしたように「なんなん…」とつぶやきます。

一方で、中澤(濱正悟)のもとには妻から離婚届が届いていました。この一件について倫子(山崎紘菜)に相談すると、倫子は驚きながら「どうするつもりなの?」と中澤を問いただします。

中澤は「もちろん書く気はない。俺なりに家族のためにパイロットを目指しているということを必死に伝えてきたつもりだった。けど全然伝わらない」と愚痴をこぼします。

すると倫子は離婚届を棚の後ろに入れて「私が今できるのはこれくらい。ナヨナヨするだけなら、今は明日のプリソロチェック(中間審査)に集中しなよ!それくらいの覚悟を持ってここへ来たんでしょ?」と言い捨て、部屋を出ていきます。

夜中の0時をまわる頃、舞は柏木の言いかけた言葉が気になり、なかなか寝付けません。やっと眠れた舞ですが、フライト訓練中に大河内(吉川晃司)教官が柏木に見えるという不思議な夢を見て、飛び起きます。

翌朝、舞は食堂で朝食を取る時も、柏木の前に座るのが気まずくて避けるように離れた席に座ります。水島(佐野弘樹)や吉田(醍醐虎汰朗)から「どしたの?柏木さんとなんかあったの?」と聞かれると、舞と柏木は「なんもないよ」と息ぴったりに答えます。

更に、中澤も昨夜の出来事を引きずっていて、倫子に対して気まずそうな様子です。そんな微妙な空気感を読み取った水島は「なんかみんな元気ないから、エンジンでも組もうか」と提案します。

倫子は反対しますが、調子が狂っていた舞、柏木、中澤は「やろう」と賛成し、その場でエンジンを組むことになりました。そして一同は、舞の「全員合格するぞー」の一声のあとに「オーッ!」と気合いの声を響かせました。

いよいよ、プリソロチェックが始まります。プリソロチェックでは、学生が今後1人でも飛行訓練ができるかを審査します。審査は、いつもの担当教官とは別の教官が行います。大河内教官は、自分のチームを審査する教官に「情けはいりません。厳しく審査して下さい」と伝えます。

航空学校で脱落者が多く出ると言われているプリソロチェックでは、今後訓練を進めることが危険だと判断された学生は「フェイル」と言い渡され、一週間以内に学校から去らなければなりません。

舞たちのチームでは、トップバッターを柏木が務めます。柏木は落ち着いて冷静に飛行を行うことができました。続いて、舞の番です。順調に飛べた舞に、いよいよ着陸の時がやってきます。舞は緊張しながらもしっかり集中して着陸へと向かいます。

しかし、まもなく着陸するというタイミングで横風が吹き、機体が傾いてしまいます。大河内教官は、焦った舞を見て自分の操縦桿を握ろうとしますが、舞は「Go Around(やり直します)」と言って、もう一度高度を上げながら着陸に再チャレンジします

その後、舞は無事着陸することができましたが、センターラインを外してしまいます。その様子を見ていた水島は、自分の番が近づいたことに緊張して、手が震えています。審査の結果は果たしてどうなるのでしょうか。

【第47話】12月6日(火)放送 プリソロチェックの結果

舞(福原遥)たちは無事プリソロチェックを終え、審査の結果は担当教官である大河内教官(吉川晃司)から伝えられることになります。大河内教官は席につくと早速一人一人に結果を言い渡します。

柏木学生、合格。だが気を引き締めろ。野外航法の訓練では空域が広がる。これまで以上に地図を読み込め」柏木(目黒蓮)はどこかホッとした面持ちで「はい」と一言答えます。続いて舞の番です。

岩倉学生、合格」舞は驚いた顔を見せながら「着陸ミスしてしもたんですけど」と聞きますが、大河内教官は「一度目の着陸、急な横風でバランスを崩したが冷静に着陸を諦めたのは、良い判断だった。

パイロットは己の実力を過信せず、何よりも危険回避を優先させなければならない。岩倉学生はそれを実践できた」と舞の判断を評価します。舞は心底安心した表情で「ありがとうございます」と頭を下げます。

最後に大河内教官は「ただし、相変わらず基軸の修正ができていない。ソロフライトでは一日も早く改善し、センターラインに着陸できるようになること」と今後の課題を出します。

最後に水島(佐野弘樹)の番です。「次、水島学生だが不合格とする。3日後私のもとで再審査を行う。以上」と言ってその場を去っていきます。倫子(山崎紘菜)や中澤(濱正悟)、吉田(醍醐虎汰朗)も合格し、水島のみ不合格となってしまいました。

水島は落胆しますが、再審査に向けて部屋でプロシージャーの復習をします。そんな水島の姿を部屋の外から覗きながら、舞はプリソロチェックの際に同席していた柏木と、審査時の状況について話します。

水島は飛行中に管制官から「上空で待機」という指示が来たにも関わらず「ラジャー」と言いながら着陸しようとしてしまったのです。すぐさま大河内教官から止められ「待機の要請だ。聞こえていなかったのか?」と注意されます。

柏木は「水島は同時に複数のことができない」と舞に話します。舞は「そんなん私かて」とフォローしますが、柏木は「岩倉は違う。岩倉は無線を聞き逃したときどうした?」と尋ねます。

舞が「恥ずかしいですけど、もう一度お願いしますって聞き直しました」と答えると、柏木は「それでいいんだ。間違えたらやり直すくらい慎重になる方が良い。でも水島は聞こえたふりをしてしまった」と話します。

舞は「このままやったらフェイル(退学)になってまうかも」と不安を口にします。以前に、大河内教官は学生を容赦なくフェイルにするという噂があったため、舞はその噂が本当ならば水島が去ってしまうのではないかと考えたのです。

柏木も水島のフェイルを望んではいないため、部屋に入り、水島に「今更プロシージャーなんて復習してどうする」と少々苛立った表情で声をかけます。水島はとぼけて「ん?柏木もやる?」と無理に笑います。

すると柏木は「ふざけんな。今はふざけないでくれ」と至って真剣な表情で水島の隣に座ると「俺が管制官の役をやる。フライトをイメージしながらテンパらずに受け答えろ」と指示します。水島は「サンキュー」と言いながら、柏木に練習を付き合ってもらいます。

一方で舞は、大河内教官の元を訪れ「水島学生はこれまで本当に頑張ってきたんです。着陸なんて私より全然上手ですし、プレッシャーには少し弱いところがあるかもしれませんけど、これからだんだん慣れてくると思います。水島学生の再審査よろしくお願いします」と深々と頭を下げます。

そんな舞の姿に大河内教官は「勘違いするな。努力をしてもパイロットになれない学生はいる。私がここにいるのは、そういう学生を落とすためでもあるんだ。審査に私情は不要だ」キッパリと舞に伝えます。

3日後、水島の再審査が行われました。しかし、水島は再審査で挽回できずフェイルとなってしまいました。舞は自室で落ち込みながら「もっとなんかできたんとちゃうかな。いっつも元気もらってたのに」とこぼします。

倫子も涙目になりながら「それは私も同じ。でもどうにもならないことはある。例えどれだけ努力しても届かない人もいるの。それくらい厳しい世界にいるの」と舞に声をかけます。

しかし舞は「大河内教官と同じこと言わんといてください。私、そんなこと言う教官が信じられへんのです」と本音をぶつけるのでした。

一方で水島は、大きな声で歌いながら部屋で荷物をまとめます。心の中は悔しい気持ちでいっぱいのはずですが、その気持ちをひた隠しにして明るく振る舞っているのです。

そんな水島に柏木は「卒業するまでいるつもりだっただろう。お前はそんな半端な気持ちでやってなかった。素直に悔しいって言えよ!俺は悔しい」と泣きながら話します。

続けて「お前は親父から逃げたくてここに来たんだろう。でも今は違う。ここで必死に頑張っているうちに本気でパイロットになりたいと思ってた。そうだろう?」と水島に訴えかけます。

水島は「だからなんだよ。結局俺はノコノコ親父んとこに帰る。いくら本気になってもダメなんだってわかっただけなんだよ」と不貞腐れますが、柏木は「お前はダメなんかじゃない。親父の代わりに言ってやる。お前は全然ダメなんかじゃない」と水島に強く言います。

すると水島は突然泣き出し「俺だって悔しいよ!せっかくここまで来たのに。悔しいよ!」と、やっと本音を口にします。そして2人のやり取りを部屋の外で聞いていた舞たちも部屋に入ってきて水島に声をかけますが、水島は「みんな、ごめん」と泣き崩れながら、ただただ謝ります。

舞は「謝らんといてください。私ら、ここを出ても仲間です。ずっと仲間なんです」と水島に伝えます。水島は堰を切ったように泣き叫び、舞と柏木は水島のことを強く抱き締めます。そんな3人の姿を見た倫子たちも涙を見せて、初めての「別れ」を身をもって体験するのでした。

【第48話】12月7日(水)放送 水島との別れ

プリソロチェックで不合格になってしまった水島(佐野弘樹)が、帯広を去る日が来ました。舞(福原遥)たちは、全員で水島を見送ります。

水島は精一杯の作り笑顔で「じゃっ」と一言だけ言って背中を向けます。倫子(山崎紘菜)たちが「元気でねー」などと声をかける中、舞は切ない表情でただただ水島の背中を見つめるのでした。そんな中、大河内教官(吉川晃司)も水島の審査用紙を見ながら、心を痛めている様子です。

水島がいなくなって3日が経ち、舞は未だに元気がありません。倫子は「落ち込んでいるのはわかるけど、そろそろ元気出さないと」と舞のやる気を出させようとします。そして、吉田(醍醐虎汰朗)、中澤(濱正悟)、倫子、舞の4人で集まり、ソロフライト訓練に向けての予習をします。

吉田が野外航法についてまとめた資料を全員に作り、渡してくれました。吉田は「宮崎の時にはみんなから助けられたし、仲間からもうフェイルは出したくない」と言います。

舞は、吉田から「今までフェイルした学生はほとんど大河内教官の班から出ている。辛かったら教官を変えてもらうという手段もあるらしいよ」とアドバイスを受けます。その後舞は、集まりに来ていなかった柏木(目黒蓮)の部屋を訪れ、吉田からもらった資料を渡します。

柏木は舞と同じように未だ落胆しており、舞は柏木のことを励まします。そして「吉田くんが教官を変えることができると言っていた。柏木さんはどう思います?」と尋ねます。

すると柏木は「俺は大河内教官から絶対に逃げない。だって俺たちが逃げたら、フェイルした水島はなんだったんだ。大河内教官を見返してやる。どれだけ呆れられても突き放されても俺が大河内教官を逃がさない」と強い意志を伝えます。

舞は、そんな柏木の言葉に感心し「来て良かったです。私も吹っ切れました」と言い、柏木の部屋を後にしますが、廊下は消灯しており真っ暗です。その後、柏木は舞が忘れていったノートを発見します。

舞に届けようと後を追いますが、見回りをする守衛の姿に気づき、食堂へ逃げ込みます。すると突然誰かに足を掴まれ、驚いた柏木が下を見ると、テーブルの下に隠れている舞の姿がありました。柏木は舞と一緒にテーブルの下へ一旦避難して、舞にその場でノートを渡します。

守衛が去っていき、舞はフフッと笑いながら「なんや、かくれんぼみたいですね。ほな、また明日」と言いながら部屋に戻ろうとします。しかし、柏木は舞の手を掴み「岩倉、俺お前のことが好きだ。驚かせたらすまない」と告白します。

舞は突然の出来事に驚き「びっくりしました。好きって…?」とその真意を尋ねます。柏木は「今まで俺は自分のダメなところを見せるのは恥ずかしいと思ってた。

でも岩倉と一緒にいると不思議と素直になれるんだ。これからもっと岩倉のことを知りたい。それに、もし同じ気持ちでいてくれたら嬉しい」と自分の気持ちを素直に伝えます。しかし舞は言葉が出ずに固まってしまいます。

そんな舞の姿を見て、柏木は「返事は今じゃなくていい。ソロフライト頑張ろうな」と言って去っていきます。初めての告白にどうしたら良いかわからなくなってしまった舞は、久留美(山下美月)に電話をして、告白されたことを話します。

久留美は「とりあえず落ち着いて。舞の気持ちはどうなん?」と聞きます。その問いに「それは…」とハッキリしない舞の様子を悟り、久留美は「なんや、舞も好きやん」と言います。

舞はパニックになりながら「わからへんねん。久留美はそういうのないの?」と助けを求めますが、残念ながら「忙しくてそれどころではない」という答えでした。電話を切ると、久留美は「舞が初恋かぁ~」と嬉しそうにします。

そして休憩室を出た久留美ですが、突然「久留美ちゃん」と話しかけられます。久留美と同じ病院に勤務する医師、八神先生(中川大輔)です。

八神先生は、以前担当した患者のケアを久留美が担当してくれたことで「僕はいつも久留美ちゃんに支えてもらってる」とお礼をしに来たのです。そして久留美は、お礼のサンドウィッチをもらって、嬉しそうな表情を浮かべます。

翌週になり、いよいよソロフライト訓練が始まりました。今まで同席者がいたフライト訓練ですが、ソロフライトでは誰一人同席しません。舞は、たった一人で空へと飛び立つのです

【第49話】12月8日(木)放送 いよいよ単独飛行

遂に舞(福原遥)は、初のソロフライトに挑もうとしています。「JA01TC 風向きは南東 風速4ノット 滑走路17からの離陸を許可します」と飛行の許可が下りた舞は、「JO01TC 滑走路17から離陸します」と伝えると、飛行機を動かし始めました。

舞のソロフライトを見守る柏木は「がんばれよ」と呟きます。無事飛行に成功した舞は「JA01 ダウンウィンドに入りました」と内線に告げると、「JA01TC ベースに入ったら報告して下さい」と返されます。

「JA01TC ベースに入ったら報告します」と返した舞は、ここまで順調にソロフライトをこなしました。しかし、隣に大河内教官がいないことで、自分が一人で飛んでいる信じられない気持ちと、不安な気持ちが入り混じっています。

その後、綺麗に迂回した舞は機体がベースに入ったことを報告すると、「JA01TC 滑走路17に着陸することを許可します。風向きは南南東 風速は5ノットです」と管制官から着陸の許可が下りました。「JA01TC 滑走路17に着陸します」と返す舞は、いよいよ一番の難関である着陸に入ります。

フェイルした水島(佐野弘樹)に対し大河内教官が放った「努力してもパイロットになれない学生はいる」の言葉がフラッシュバックする舞ですが、「そんなことはない。努力は報われる」と自分を奮い立たせ着陸態勢に入るのです。

その頃、舞のソロフライトを観ている大河内教官に管制官が「心配だね。あの子1回もセンターライン乗せたことないもんね」と話しかけますが、大河内教官は返事をしずにただただ舞を見守ります。

そこに、同じく舞のフライトを見守る柏木が「大丈夫です。岩倉学生は、ずっと努力してきたので」と食い気味に反論しました。

一方、機内では「大河内教官、見といてや」と呟いた舞は、センターラインをめがけて着陸を試みますが、またもやセンターラインから大幅にズレてしまうのです。

ソロフライトを終えた倫子(山崎紘菜)、中澤(濱正悟)、吉田(醍醐虎汰朗)は、最初のフライトを終えた証として貰えるウィングマークを胸に付け、機体と記念撮影をしていました。

舞と柏木も無事ウィングマークを貰えたのですが、舞はまたもやセンターラインに機体を乗せられなかったことで、暗い表情を浮かべてします。そんな舞の様子に柏木はストレートに「岩倉、落ち込んでいるのか?」と尋ねました。

しかし、舞は首を振ると「悔しいんです。」と告げ、大河内教官の元へ駆け出します。何事かと一同が舞と大河内教官の様子を見守る中、舞は「大河内教官、私に着陸の特訓お願いします」と頭を下げたのです。

舞からのまさかの申告に大河内教官は「特訓。。他の学生と訓練の進み具合に差が出る」と言いますが、舞は食い気味に「構いません。私、教官に負けたくないんです」と返します。

舞の覚悟が伝わった大河内教官は「わかった」と短く返すと、翌日から着陸を重点的に厳しい特訓を開始するのでした。その頃、東大阪では悠人(横山裕)が帰ってきており、実家の前で立ち止まりますが、岩倉家に入ることなく、隣のうめづに入店します。

久しぶりの悠人に、勝(山口智充)と雪乃(くわばたりえ)は、驚きながら再開を喜びました。雪乃が騒ぎながら「めぐみさん喜びはるわ!」と言うと、悠人はすかさず「今日は仕事で帰って来てん。これ食べたら、そのまま帰るで」とめぐみに会わない意思表示をします。

悠人の返答に雪乃は納得のいかない表情を浮かべると、勝に「家隣やのに、何で帰らへんのやろな」と小声で話しかけました。

すると、勝は「他所の家のことに、首突っ込まんでええねん」と注意しますが、雪乃は気まずそうに「めぐみ(永作博美)さんに、連絡してもうた」と返します。勝が「お前。。」と言う途中で、タイミング良くめぐみがうめづに入店しました。

それまで笑顔でお好み焼きを頬張る悠人でしたが、めぐみの顔を見た瞬間が表情が一変します。雪乃が悠人に「ごめんな」と謝りますが、悠人は「さすが下町の連絡網」とひねくれた返しをするのでした。

閉店するうめづですが、めぐみと悠人は未だ居座ったままです。悠人が食べ終えたことを確認しためぐみは帰ってきたことを何故連絡しなかったのか尋ねました。

「商談で寄っただけやから」と短く返す悠人に、めぐみは「仕事のことは舞から聞いてる。なんで私らには1個も話してくれへんの?」とこれまでの不満をぶつけます。

「お父ちゃんも心配してんねんで」と告げるめぐみに、悠人は半笑いで「心配ね。聞いてんで、めっちゃ借金して新しい工場建てるんやろ」と言いました。

悠人が昔から浩太(高橋克典)の仕事を小ばかにしていることは気づいているめぐみは、「工場のことは関係ない。どれだけ忙しくても、悠人と舞のことをいつも考えている」と親心を打ち明けます。

しかし、悠人にめぐみの言葉は響かず「あっそう。俺の仕事のことは心配しんでいいから」と変える準備を始めました。

すると、めぐみが「悠人、寂しないの?今の仕事の先に悠人の手に入れたいものがあるの?」と確信に迫る質問をし、続けて「今の悠人は、苦しんでいるように見える」と告げます。

あまりにも心に刺さった悠人は「俺はな、小さな工場で金に苦しんでるあんたらとは違うねん」と一万円札を置き、うめづを後にするのでした。

場面は変わり、舞は大河内教官の元、着陸の特訓に励んでいます。舞は判断が遅いから機首の上げ幅が大きくなり、上手く着陸ができない。と言う大河内教官のアドバイスを頭に入れ、何度も着陸の練習を繰り返しました。

そして、遂に舞はセンターラインに機体を乗せ着陸を果たします。しかし、舞の表情は厳しいままだったのです。部寮の部屋に戻った舞は、倫子の話にも返すことなく寝ています。不思議に思った倫子が舞の様子を見るため、寝返りを打ちさせると、舞は熱を出していたのです。

【第50話】12月9日(金)放送 寝込む舞

東大阪では、舞の熱を知った浩太(高橋克典)とめぐみ(永作博美)が心配をしています。舞と直接電話でやり取りをしためぐみは、声が元気そうだったことから落ち着いていますが、舞のこととなると冷静ではいられなくなる浩太は落ち着きがありません。

浩太の様子を見ためぐみは「舞は元気そうやったから大丈夫。悠人(横山裕)のこともそれくらい気にしたってくれへん?」と言葉をかけます。

すると、浩太はそれまでの落ち着きのなさから一転、神妙な面持ちに変わると「うめづから聞いたで。悠人に会ったって。俺のいてへんとこで。」と珍しく不機嫌な態度を取ったのです。

めぐみは浩太をなだめながらも、「悠人のこと応援してあげへん?私らが悠人のこと信じんと、悠人も私らのこと信じられへん」と浩太に伝えます。

しかし、浩太は久しく会っていない悠人の言動や行動がわからへんのや。と寂しくもあり苦しそうな表情を浮かべるのでした。

その頃、帯広の寮では熱で寝込む舞を、倫子(山崎紘菜)が看病しています。「大河内教官と柏木(目黒蓮)には、私から伝えておく」と言う倫子に、舞は感謝を伝えます。食堂で倫子から舞が熱が出たことを伝えられた柏木は、驚きの表情を浮かべました。

すると、吉田が「大丈夫ですかね。岩倉さんの訓練時間」と言うと、柏木はさらに厳しい表情になります。

また、続けて中澤(濱正悟)が「岩倉は着陸の訓練をしていたから、ただでさえ通常の訓練が送れている。最終試験までに追い上げられると良いが、もしできなかったら、フェイル(退学)だ」と厳しい現実を放ったのです。

倫子はすかさず「簡単にそう言うこと言わない」と、中澤の言葉を最後まで言わせませんでしたが、柏木は吉田と中澤の言葉に考え込みます。

一方その日から、ソロフライトに続き、さらに訓練領域を広げる野外航法が始まりました。迷子になっていた柏木は、さらに入念に地図の確認をします。また、柏木と二人で野外航法に出た大河内教官も、柏木の様子を見守りながらも窓の景色を眺め、舞を心配している様子です。

寮で寝込む舞は、学生たちの訓練の飛行機音に、焦りや悔しい気持ちで葛藤していました。野外航法を終えた柏木と大河内教官はブリーフィング(反省会)をし、ミスを確認します。

ブリーフィングも終了し、終わりの挨拶をするとき、柏木は「私の訓練時間には少し余裕があります。その分を岩倉が復帰したら、分けてあげられないでしょうか」と提案したのです。

しかし、大河内教官は「柏木学生のどこに時間の余裕がある。自分のことに集中しろ」と冷静かつ厳しい言葉を返しました。

場面は変わり、倫子が寮の部屋へ帰ろうとしていると、柏木から舞のお見舞いのアイスを渡されます。柏木と別れた倫子は、ドアの前に何かぶら下がっているのを見つけました。袋には「教官から岩倉さんに渡してほしいと頼まれました」と付箋が貼ってあります。

教官が誰なのか不思議に思った倫子ですが、袋の中身を空けるとまたもやアイスが入っていました。部屋に入った倫子は「柏木ともう一つは教官から」と舞にアイス二つを渡すと、「教官?まさか大河内教官?」と二人で驚きます。

しかし、倫子は「まさかね。きっと山下教官だね」と言いますが、舞は「そうですよ」と言いながらも、大河内教官なのではないかと考えました。二人でアイスを食べると舞は笑顔で「おいしい」と幸せそうです。

舞の久しぶりの笑顔に、倫子は「よかった。舞が久しぶりに笑ってる」と安心します。続けて「水島(佐野弘樹)がフェイルしてからずっと怖い顔してたから。せっかく着陸上手くいったのに全然うれしそうじゃなかったし」と言いました。

翌日、熱の下がった舞は飛行準備室に入り、総飛行時間の表を確認します。自分だけソロフライトの時間が他の学生たちの半分もいっていないことを目の当たりにした舞は焦る気持ちが募りました。

そこに、タイミングよく大河内教官が飛行準備室に入り、「岩倉学生、何してる。病人がうろつくな」と声を掛けます。熱が下がり明日から復帰することを告げた舞は、安心して帰ろうとする大河内教官に「アイスありがとうございました」と伝えました。

立ち止まった大河内教官は「私が風邪をひいた時も、先輩がアイスを差し入れてくれた」と話しはじめます。

座るよう促した大河内教官は「寝込んでいた時、岩倉学生は何を考えていた」と尋ねました。「訓練に遅れるのが、ただただ辛かったです」と舞が返すと、大河内教官は「私の時は、飛べないことが辛かった」と核心を突く言葉を放ったのです。

また、「飛べることこそパイロットだ。教官になったのも、空が飛べるからが一番の理由かもしれない」と続けます。

余裕がなく飛ぶことの楽しさを忘れている舞は「私はまだ教官のようにいきません。私、大河内教官を見返したくて頑張ってきました。でも着陸が上手くいっても、全然嬉しくなかった。楽しくなかったんです。今、辛いんです。何のために、訓練しているのかわかりません」と涙を流しました。

すると、大河内教官は「岩倉学生、決して間違えるな。何故パイロットを目指したのか。それを思い出せ」と今の舞に一番必要な言葉をかけてくれたのです。

翌日、部屋で訓練の準備をしている柏木の元へ舞が訪ねました。体調が回復した報告とアイスの差し入れの感謝する舞に、柏木は話があると部屋に招きます。

すると、「ずっと考えていたんだが、担当教官を変えてもらおう。今日、訓練が終わったら分校長にお願いしに行く」と驚きの発言をしたのです。

やっと、大河内教官の優しさに気づいた舞に、柏木は続けて「もともと大河内を見返したいと言ったのは俺だ。それに巻き込んでしまい、このままだと岩倉がフェイルになってしまう」と吉田や中澤の言葉を気にして、この決断を下したことを伝えます。

柏木の決断や勢いに焦る舞は上手く言葉が返せませんが、柏木が抱える大河内教官への誤解を解くことができるのでしょうか。

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